「固定金利」or「変動金利」 どちらを選ぶ?

日本ではこのところ記録的な低金利が続いておりましたが、昨今の世界情勢を受け、アメリカなどでは住宅ローンの金利上昇が続いています。

「日本はこれからどうなるのかしら?」と、心配されている方も多いことでしょう。
これから日本の住宅ローン金利がどうなるかについては、私ども不動産業者でもわかりません。

後悔しない選択ができるよう、あらためて長期金利固定金利のおさらいをしておきましょう。

そもそも、「固定金利」と「変動金利」は何が違うの?

「固定金利」と「変動金利」の違いは、単に利率と適用期間だけではありません。

①金利の指標となる値
②金利上昇リスクを誰が負担するか


が異なるのです。

「固定金利」の利率は、「新発10年物国債の利回り」をもとに決定します。
こちらのレートは上昇の兆しを見せています。

金利上昇リスクを金融機関が負担するかわりに、変動金利に比べて利率が高いのです。


一方、「変動金利」の利率は、「短期プライムレート」をもとに決定します。

こちらは2008年のリーマンショック以降、実はレートが変わっていません。

変動金利は、金利上昇リスクを債務者が負担するかわりに、固定金利に比べて金利が低いのが特徴です。

実際に選ばれているのはどちらの金利タイプ?

では、実際にはどちらの金利タイプが選択されているのでしょうか。

「フラット35」や「リ・バース60」を展開している住宅金融支援機構が公表している「住宅ローン利用者の実態調査」のデータを参照すると、近年は変動型を選ばれる方が多く、2022年4月の調査では7割を超えています。

(参考)
住宅ローン利用者の実態調査/住宅金融支援機構

変動型を選択する理由として圧倒的に多かったのが「金利が低い」、対する固定型を選択する理由としては「返済額を確定しておきたかった」というものが最多になっています。

このことからも分かるように、やはり月々の負担が抑えられる変動型を選択される傾向が強いようです。
しかし、ファイナンシャルプランナーのコラムなどでは「変動金利は危険!」という意見を目にする機会も少なくありません。

さまざまな意見を比較したうえで、ご自身の考え方やライフプランに合った金利タイプを選択することが大切です。

返済不安を抱えたくない!「固定金利」

固定金利は、何よりも変動リスクが無く、借入時点で完済までの支払額が確定するので返済計画が立てやすいという点がメリットとなります。

しかし、金融機関側に金利変動リスクを負わせるため、同じ時期の変動金利よりも金利が高く設定されています。

たとえば、このような方は固定金利が向いていると言えます。

・今後、金利の上昇がご不安な方
・将来、教育費などの支出が続く予定がある方
・長期の返済計画を立てている方 など

「月々の返済額が一定」という安心感を重視される場合は、固定金利が向いていると言えるでしょう。

月々の返済額を抑えたい!「変動金利」

変動金利は、月々の返済額を抑えられるメリットがある反面、金利の上昇幅によっては支払総額が膨らんでしまうリスクがあります。

変動金利は、このような方が向いていると言えるでしょう。
・借入額が少ない、借入期間が短いなど返済計画に比較的余裕がある方
・将来的な収入増加が見込める方
・金利タイプの見直しをこまめに行いたい方 など

できるだけ金利負担を減らし、短期間での返済を目指す場合は、変動金利が向いていると言えます。

ここで少し変動金利のルールの補足です。
金融機関によって多少異なりますが、基本的に以下の決まりは共通しています。

1.金利の見直しは半年ごと
2.返済額の見直しは5年ごと
3.返済額は1回の見直しで1.25倍以上は上がらない

ここまでの内容を踏まえ、ご検討いただけるとよろしいかと思います。


金利のタイプをよく比較し、ご自身にあったプランを選びましょう

冒頭でも申し上げましたが、金利タイプの選択に明確な正解はありません。
さまざまな意見や考え方がありますので、ご自身の事情により適切な金利タイプをご選択いただければと思います。

もちろん、選択する際にアドバイスもいたしますので、ぜひ営業担当へお申し付けください。


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